第1601回(本年度9回)2018年9月11日(火)


▼会長挨拶 山田 哲史 会長
皆様こんにちは。
今日は9 月11 日、アメリカ同時多発テロ事件が起きた日です。17 年も経ちますが、あの時テレビでたまたまニュースを見ていて、衝撃を受けたことを覚えています。日本ではそのようなテロは少ないものの、最近特に災害が多いように思います。6日未明には、北海道地震が起きました。この地震は北海道観測史上最大の震度7で、非常に多くの被害が出ました。直前の日本列島を襲った台風21 号に続きこのような災害が起きてしまい、とても痛ましい限りです。被害者のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一刻も早い復旧をお祈りします。

そして、北海道地震では日本初の大規模停電、ブラックアウトがなんと道内全域で起こり、約300万戸の電気が一時ストップしました。注目すべきは停電時の被災者の行動です。

この時は真っ暗で、当然セキュリティも大幅に甘くなりますし、パニックからの暴動や、店舗への略奪もあっておかしくありません。しかしそんなニュースも一切聞かれず、むしろみんなで協力して店にもきちんと行列を作っていたり、またお店も予備電源で営業を続けたりと、みな普段と変わらない行動をとったそうです。これは東日本大震災の時なども海外で言われていましたが、非常時にこんな整然とした紳士的行動をとるのは日本人くらいだということで、同じ日本人として誇らしい限りです。このようなことが出来る人は、どんな絶望的な闇の中にあっても、思いやりや希望という心の中の灯があるのだと思います。見習いたいものです。

一旦話は変わりますが、日本人として誇らしいと言えば、スポーツ界では嬉しい出来事もありました。テニスで大坂なおみ選手が全米オープン決勝を勝利し、日本選手で初めて4 大大会で優勝したことです。また野球でもエンゼルスの大谷翔平選手がメジャーリーグ日本人選手の新人ホームラン新記録を打ち立てました。特に大阪選手のお母様は北海道根室市の出身ということで、先ほどお話した大地震の被災者の方々を、とても勇気づけてくれたのではないでしょうか。

災害の話に戻りますが、我々ロータリアンの多くの仲間は、奉仕の精神を持って、災害時に様々な支援をしています。ボランティアとして現地に赴いたり、支援品や義援金を送ったり、また大坂選手の例のように精神的な支援をしたりすることもあるでしょう。

ただ私はクラブの会長として、災害がある度に支援をしましょうとは強制しません。それは災害を軽んじているわけではなく、身の回りの様々な問題のほうを優先しても、国際的な課題に目を向けても、ロータリアン個々の自由だからです。大事なのは、誰かに言われてではなく、自分から奉仕しようとする精神だと思います。まずは、自分のできるところから始めることだと思います。

かく言う私も、まだ自分がロータリアンとして、会長として、まだ何をして良いのか分からずに歯がゆい思いでいます。今は、奉仕の精神とは何かを考えて、そこに向かっていこうと思います。頼りない会長ですが、皆様の引き続きのご協力をどうかよろしくお願いします。
それでは、本日もよろしくお願い致します。

▼幹事報告 赤城 明広 幹事
1.ガバナー補佐事務所より会員増強・拡大・ロータリー情報委員クラブほうもんについてのお願い(受)
2.会津ユネスコ協会より第38 回会津ユネスコ幼児画展開催に関するお願い(受)
3.会津若松地区薬物乱用防止指導員協議会より「ダメ。ゼッタイ。」ご協力の御礼(受)
4.会津若松RCより週報(受)

▼本日のプログラム
○セミナー報告 山口 隆義委員長
○セミナー報告 岡本 恭宜委員長

まずは会員増強セミナーについて、山口隆委員長よりお聞きしました。
入会してさほど期間が経っていない山口委員長ですが、堂々とわかりやすい発表でした。

続いて国際奉仕セミナーについて、岡本委員長よりお聞きしました。
丁寧に、ご自分の知識も織り交ぜながらのお話、とても参考になりました。
お二人ともありがとうございました、お疲れ様でした!