▼会長挨拶 小川 洋正 会長
皆様、こんばんは。
国際ロータリー第2530 地区の今年度の共通目標の一つに「ロータリーの公共イメージと認知度向上」がありますが、その事業の一環として会津若松中央ロータリークラブの神保パスト会長の発案により、先週の9月22 日の夜に神明通りで開催された会津祭りの会津磐梯山踊りに、星宏一分区ガバナー補佐をはじめ総勢50 名のロータリアンと米山奨学生が参加しました。当クラブからは、私と山田エレクトと村﨑幹事の3 名が参加しましたが、山田エレクトがノリノリで踊っていたのが印象的でした。
さて今月9 月は、国際ロータリーの「基本的教育と識字率向上月間・ロータリーの友月間」という事で、去る5 日の会長挨拶では識字率について、また12 日にはアメリカのロータリークラブの識字率向上に対する取組みについて触れました。その際に、全世界の識字率が約75%であること、そして日本の識字率は99.8%であり、世界トップレベルであることをお話しました。注目して頂きたいのは、欧米はアルファベットつまり原則として26 文字しか使わないにもかかわらず、日本は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」という三種の文字を使いこなしているということであり、その上で世界トップレベルであるということです。
日本の識字率が高いという事は、日本の大衆の知的レベルが他国に比べて非常に高い事を表しています。明治維新以降は学校の義務教育化が浸透したので、識字率が高いのはある程度理解できます。では、明治維新以前はどうだったのでしょうか?専門家の様々な推計がありますが、江戸時代の日本における識字率は男性においては40%~ 60%、女性においては15%~ 30%程度というのが、大体の基本線と言われています。「なんだ。低いじゃないか。」と思う方がいると思いますが、実はこれも大変な数字なのです。幕末に日本に来たイギリス人の商人が、街中で子供が腰に帳面のようなものをぶら下げて、それを読んでいる姿を見て驚愕したという、話が伝わっております。当時の文明国である、イギリス・フランスにおいては、文字を使用するのは王侯貴族か司祭・修道士などの教会関係者などと、ごく一部の者に限られ、庶民が本を読むどころか文字を読むという習慣は無く、イギリスに限らずヨーロッパ諸国では、識字率は日本と比較にならない程低かったと言われております。
では、何故日本の識字率は他国に比べて高いのか?今日は5 日の会長挨拶の続編としてお話しするつもりでしたが、この「日本の識字率が高い要因」は調べれば調べるほど奥が深く、とても会長挨拶の短い時間では話しきれない事に途中で気が付きました。キーワードは、「ひらがな・カタカナ」「寺子屋」そして「平家物語と琵琶法師」「万葉集」などですが、その謎解きについて、井沢元彦氏が著した「逆説の日本史・第16 巻」に詳細に解説されておりますので、興味がある方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、皆様本日もよろしくお願い致します。
▼幹事報告 村﨑 雅彦 幹事
1.ガバナー事務所より職業奉仕委員会セミナー開催の案内(受)
社会奉仕委員会セミナー開催の案内(受)
2.ガバナーエレクト事務所よりガバナーエレクト事務所開設の案内(受)
3.エンジョイゴルフイン会津事務局よりお礼状(受)
▼委員会報告 出席委員会
▪出席率45.83% ▪前回出席率訂正65.38%
▼本日のプログラム
▪夜の例会
出席者は少なかったですが、それはそれで中身の濃い例会でした!