第1558回(本年度13回)例会 2017年10月3日(火)

▼会長挨拶 小川 洋正 会長
皆様、こんにちは。それでは、本日のお客様をご紹介します。
本日のお客様は、株式会社福島銀行・会津支店・支店長の上野裕之様です。上野支店長におかれましては、ご多忙のところ、快くスピーチを受けて頂き誠にありがとうございます。後ほどスピーチを宜しくお願い致します。

先日の10 月9 日の土曜日に、私は家内の実家がある下郷町に行き、家内と一緒に稲刈りのお手伝いをしてきました。お手伝いと言っても、私に出来る事は、コンバインが田んぼに入り易くするよう角の一区画の稲を刈る事と、収穫したお米を乾燥機に入れる作業の補助をする程度で、殆ど役には立ちませんでした。当日は天気にも恵まれ、黄金
色の稲穂で埋め尽くされた田んぼを見ると、春の田植えから秋の収穫までの、農家の方々の様々なご苦労が報われる季節が今年もきたのだ、と実感した次第であります。

さて、今月10 月は国際ロータリーの「経済と地域社会の発展月間」及び「米山月間」であります。そこで本日は、インドのロータリークラブの「経済と地域社会の発展の為の取り組み」に関する記事を紹介したいと思います。

インドのラジャスタン州のシカー地区及びアルワ地区の若者は、少し前まで、仕事を求めて都会に出ていました。降雨量が不安定なため農業用水が不足し、家族を養うために農業を諦めるほかがなかったためです。

村の老人ゴバーダンさんは次のように話します。「244mの深さの井戸を掘っても、水を得るのが困難だった。灌漑用水をモンスーンの水だけに頼っていたら、水不足になり、若者も仕事を求めて大都市へ行ってしまいました。」

今では、ロータリーの水プロジェクトのおかげで、農業が再び黒字となり、若者が村に戻ってきました。砂防ダムを造り、地面に浸透した雨水が流れ出さないようにすることで、収穫が可能になりました。農家は、この水を利用して井戸の水を確保します。砂防ダムは、一般的なダムのように川を堰き止めるものとは異なり、貴重な雨水の流出を防ぐためのものです。

ロータリー・インド・水保全トラスト(Rotary WaterConservation Trust)は、PHD農業開発財団と協力し、2005 年から2017 年の間に82 の砂防ダムを建設しました。これによって、25 万人を超える地域住民に恩恵をもたらしました。この活動では、ロータリー財団管理委員で、前記トラストの名誉会長を務めるスシル・グブタ氏が中心となってプログラムを推進しました。

浸食を防ぐダムの高さは4.3 m、基盤の深さは2.1 mです。その集水域は3~7㎞に渡るそうです。近くの丘から水が集水域へと流れ、そこで約6~8ヶ月留まります。水が引くと、泥と豊かな鉱物が残るため、次のモンスーンが始まる前にもう一回収穫でき、現金収入を得ることが可能になりました。これらのうち20 カ所のダムでは常に水が蓄えられており、魚を取ることができます。

先ほどの村の老人ゴバーダンは、「水が不足していた時は、粟と少しの麦しか生産できませんでした。今では、粟、麦の他に、オクラ・トマト・緑の唐辛子などの野菜が収穫できます。井戸の水位も2.4 mほど高くなりました。」と誇らしげに周辺の緑を指差しました。

PHD農業開発財団によると、「砂防ダムのおかげで水を手に入れ、農地が劇的に拡大し、収入が増えた。収入が100 ~ 200 倍になった農家もあります。藁葺き屋根の家が、良い素材でできたプカハウスに変わり、ラクダが牛に変わり、畑を耕すトラクターもあります。」と、これまでお話させて頂いた内容は、マイロータリーに掲載されている2017 年7 月25 日付けの記事を、一部省略して紹介いたしましたが、以上本日の会長挨拶とさせて頂きます。
それでは、皆様本日もよろしくお願い致します。

▼幹事報告 村﨑 雅彦 幹事
1.ガバナー事務所よりロータリー財団委員会セミナーの案内(受)猪苗代湖水草回収の案内(受)
2.会津若松中央RCよりお礼状(受)
3.会津若松RC・田島RC・会津若松南RC、会津若松中央RCより10月の例会プログラム(受)
4.暴力追放会津若松市民会議より県民大会参加の依頼(受)

▼委員会報告 出席委員会
▪出席率73.91% ▪前回出席率訂正50.00%

▼本日のプログラム
▪ゲストスピーチ
福島銀行 会津支店 支店長 上野 裕之 様
▪結婚・誕生祝い

10月の結婚記念、誕生祝いです。皆様おめでとうございます。

湯田会員は結婚30周年とのこと。誕生日も結婚記念日と同じ日だそうです。おめでとうございます!


本日のプログラムは上野支店長のゲストスピーチです。
日本各地の支店長を歴任されており、会津の支店長歴も長い上野様。
ご自分のこれまでの経験や、金融機関の現状などをお話いただきました。


大変貴重なお話をありがとうございました!
またぜひお越しください。