第1553回(本年度8回)例会 2017年8月29日(火)


▼会長挨拶 小川 洋正 会長
皆様、こんばんは。
本日8 月29 日は焼肉の日ですが、豊臣秀頼、歌手の八代亜紀さん、マイケル・ジャクソン、など著名人の誕生日でもあります。8月29日生まれの著名人の中でも、本日はイギリスの哲学者ジョン・ロックを取り上げたいと思います。学生時代に、世界史を選択した方は、ジョン・ロックの名前をご存知と思います。

ジョン・ロックは、今から385 年前の1632 年(日本では江戸時代の寛永9 年)8 月29 日にイギリスのサマセット州リントンという町で生まれました。1652 年、20 歳の時にオックスフォード大学のクライストチャーチに入学し、哲学と医学を修めました。1666 年には、オックスフォードにやってきたホイッグ党の領袖であったシャフツベリ伯爵・アントニー・アシュリーと知り合い、その後伯爵の私設秘書 兼 主治医となりました。そして、伯爵のブレーンとして活躍するかたわら、哲学・医学に関する執筆活動に力を注いでいました。1680 年ごろ、トーリー党の精神的支柱となるロバート・フィルマーの「家父長論」が出版されると、これに対する反論として「統治二論」を執筆しました。この「統治二論」は、書物によっては「市民政府二論」と表記されている場合がありますが、政治哲学上のジョン・ロックの代表作となりました。

1682 年にシャフツベリ伯爵が反逆罪に問われ、オランダに亡命しましたが、翌1683 年にジョン・ロックも、伯爵がいるオランダに亡命しました。同年、伯爵は死去したものの、ジョン・ロックの亡命生活は1689 年まで続きました。1688 年にイギリスで名誉革命が起こると、翌1689年に帰国したのですが、さきほど述べたジョン・ロックの代表作「統治二論」は、1689 年に出版され、名誉革命後のイギリスの政治体制の理論的支柱になりました。以後、執筆活動を盛んに行いつつ、1704 年10 月28 日にエセックス州のオーツで、72 歳で死去しました。

ジョン・ロックは、哲学者としてはイギリス経験論の父と呼ばれたのですが、政治哲学としての側面が最も良く知られております。彼は、代表作「統治二論」の中で、社会契約によって、ロバート・フィルマーの家父長的政治理論に基づく「王権神授説」を否定し、公権力に対して個人の優位を主張しました。彼の自由主義的な政治思想は、イギリスの名誉革命を理論的に正当化するものとなり、その中で示された「社会契約」や「抵抗権」についての考え方は、後のアメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えたと、考えられております。

かなり飛躍した推論ですが、もしも、およそ330 年前に「統治二論」が出版されず、ジョン・ロックの自由主義的な政治思想が世の中に普及していなければ、ひょっとしてアメリカ合衆国は誕生せず、今日(こんにち)のロータリークラブは存在していなかったかもしれません。そう考えると、ジョン・ロックの自由主義的な政治思想の普及は、ロータリークラブ誕生に繋がる歴史大河の一滴と言えるかもしれません。

以上、8 月29 日誕生のイギリスの哲学者ジョン・ロックを取り上げた、拙い話でしたが、本日の会長挨拶とさせて頂きます。
それでは、皆様本日もよろしくお願い致します。

▼幹事報告 村﨑 雅彦 幹事
1.パストガバナー事務所よりガバナー月信合本・地区運営規程(受)
2.会津若松RCより9月の例会プログラム(受)
3.会津若松中央RCより年次計画書(受)
 週報(俳句会)(受)
 会津まつり会津磐梯山踊りの案内(受)

▼委員会報告 出席委員会
▪出席率76.00% ▪前回出席率訂正68.00%

▼本日のプログラム
▪夜の例会

本日は会津迎賓館にて夜の例会です。ちょっと写真の画質が悪いですがそのへんはご愛嬌。

本日のお客様は、福島ロータリークラブの加藤義朋様です。いつもありがとうございます!

今月ご入会の渡部公太郎新会員、ご結婚されたそうです!おめでとうございます!

さらに8月はご自身とご夫人、どちらも誕生月だそうで、3つもお祝いが重なりました!

小川会長の3月三冠王に続く二人目の快挙。ますますおめでとうございます!

懇親会は湯田親睦活動委員長が今夜も仕切ってくださいます。よろしくお願いします。

小島直前会長より乾杯のご発声。皆さん笑顔!

そして・・中締めは田中会員。楽しい時間の写真が撮れていなくてすいません・・。
しかし、今夜も愉快に親睦を深められた、有意義な例会でした!