第1629回(本年度37回)2019年4月16日(火)


▼会長挨拶 山田 哲史 会長
今日は花見日和ですが、鶴ヶ城には多くの観光客が見られました。今日は、この桜を今に繋いだ、会津の二人の遠藤氏のお話をします。

遠藤 敬止は嘉永4 年(1851 年)生まれの幕末期の会津藩士です。明治期は大蔵官僚になり、七十七銀行の頭取や、仙台商工会議所初代会頭も務められました。ほか、会津銀行設立や学校の創立など多くの事業を支援。明治23 年に鶴ヶ城の払下げが決定すると、募金を集めて私財を投げ打って2,500 円で鶴ヶ城を払下げし、その後、旧藩主松平家に寄贈しました。

もう一人、遠藤 現夢は、明治から昭和時代の地域開発者です。本名を遠藤 十次郎といいます。現夢による植林の始まりは、まず鶴ヶ城だったそうです。現夢は城の近くに住んでいたので、松平家からその手入れを任せられました。当時の城跡にはほとんど桜はなかったそうですが、明治41 年に陸軍歩兵連隊が設置された記念に、同志とともに1,000 本に及ぶソメイヨシノを植えたそうです。

その後、1888 年の磐梯山噴火で数十年間荒地のままだった裏磐梯を、もう一度野鳥のさえずる森に変えたいと願い、約2 年をかけて1340haに及ぶ広大な植林をなしとげました。磐梯高原緑化の父とも呼ばれているそうです。こういった先人たちの功績で、いま私たちは美しい桜を観ることができ、多くの観光客も集っているのですね。このお二人はロータリアンではありませんが、まさに無私の奉仕の精神を持っていらっしゃったのではないでしょうか。当クラブでも、昨年まで滝沢の山桜を整備する奉仕をしておりました。今年はまた別な社会奉仕をする予定だそうですので、ぜひ皆様ご参加のほどよろしくお願いします。

また、来週は観桜会です。多くの会員の皆さんに参加していただき有り難いです。親睦委員会でも楽しい企画をご用意しているようです。実は私はどうしても出席しなければならない総会があり、遅れての参加となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。観桜会は鶴ヶ城会館で行います。ぜひ二人の遠藤氏に感謝しつつ、皆さんで桜を愛でましょう。では本日もよろしくお願いいたします。

▼幹事報告 赤城 明広 幹事
1.ガバナーエレクト事務所より2019-2020年度地区研修・協議会の案内(受)
2.次期ガバナー補佐より次年度幹事研修会の案内(受)
3.息吹公演事務局より後援依頼(受)

▼本日のプログラム
◎PETS報告 村﨑エレクト

佐藤郁雄会員のご子息が結婚されるお祝いです。おめでとうございます!

プログラムはPETS 報告。村﨑エレクトがスライドも使って丁寧にお話いただきました。
お疲れ様でした!来年度もこの勢いでがんばってください!